naze naze

きっと言葉に見放されてる

カレーショップは私の味方だと主張する20代OL

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愛情は後で効いてくるわ

中心街から数駅、コアな電気屋とコンカフェが立ち並び、歩く人全員がシャツをインしているこの街。こんなデッドダウンに用事のある20OLなんてそういないだろう。かく言う私も、オタクをするために訪ねただけだ。なかなか来ない場所だから、ついでに有名なカレーショップに寄ってみることにした。

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(小)600円

うまーーーい!モーレツに感動した。これ、ほぼ無職みたいなフリーターの友達の家で、金麦とか角とかコンビニで買える酒をだらだら飲んでたら、「そういや昨日作ったんだったわ。食う?」と出されるカレーの味だ。何ご飯かわからんような変な時間だけどまあいいかと思って食べてみたらスプーンを持つ手が止まんなくて、「え、これめっちゃ美味しい!何入れたん?」って聞いたら「や~、テキトーやからわからん」って返されるあのカレーやん。独特の食体験かよ。

 

一口目は甘い。その後はほんまにちょっとだけ辛い。それが食欲をそそる。水もガブガブ飲んでしまった。ただの水をこんなに美味く感じさせるカレー、すごい。何か色んな味がするけど、何が入ってるんか全然想像つかん。具も溶けてるから、たまに入ってる肉が嬉しい。いや~雑多愛する者すなわち雑多ラバーとしては、こんな名店に巡り会えて嬉しい限りである。

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ほまたん

何かしらのバランスを取るために、流行りのカフェに入った。私のこのカラダは、紛れもなく20代OLのものだ。忘れてはならぬ。人間は社会的な存在なのだと。私が20代OLとして平然として生きていくためには、「休日はカフェ巡り」という“普通”をカラダに入れ込むしかない。別にこういうカフェが嫌いとかじゃないけど。社会にチューニングを合わせていかなきゃいけないって息苦しいね。カレーショップはちゃんと私の味方なのに、社会は簡単に私を切り捨てるからな。これからも20代OLの“ようなもの”として強く生きていくのだ。