naze naze

きっと言葉に見放されてる

冬眠を終えた20代OL

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春だよ。もう本腰入れて春めいてきたぞ、と。

うれしいな。たのしいな。花粉症ゆえのマイナスを差し引いてもこの高揚感。

意気揚々と、軽やかな調子で、自転車でグルグル公園の道をまわってた。

ベンチで将棋を指すおじいちゃんたちも、花壇の前で自撮りする高校生カップルも、片膝立てて参考書を解いている浪人生も、よかった。

ぼーっとしながら色んなところを眺めてたから、もしかしたらかなりの不審者だったかもしれない。

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お花って角度によって表情がちがうんだね。

陽の光をよく浴びている方はピンと背筋を伸ばして堂々としていて、もう一方は自然体なままそこにいる。

今写真を見返して気づいたから、撮っておいてよかったな。

 

 

今日は美容院で髪を素敵にしてもらったこともあって、終始ごきげんであった。

少し短めの前髪も気に入っている。

結構な時間並んでまで入った流行りの店のジェノベーゼが美味しくなくともなんのその。

なんせ今日の私は素敵な𝓱𝓪𝓲𝓻 𝓼𝓽𝔂𝓵𝓮。

毎朝、美容師さんに髪を巻いてもらって、たわいもない話をしながら出かける準備ができたらいいのにな。

 


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春のうららかな陽気以上の暖かい天気だったから、VERY BEAUTY聴きながら帰った。名曲。

勝手に審査されるなんて、まっぴらごめんだな。(20代女性)

私はあんた開催の花嫁オーディションには応募してへん。勝手に審査を始めるな。その二重は本物か。家事は得意か。親はどんな人か。聞いてどないなんねん。たまたまそういう話をするだけなら全然楽しいよ。でもちゃうやん。明らかに、今審査されてるなって瞬間あるやん。何よりそういう考えがある人は、私が逆に何か聞いたら、審査されてるって勘違いするやろ。ぜ~んぜん興味本位やから。あんたのこと、もっと知りたいだけやねん。分かり合いたい。きっとそれだけ。

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コーヒーしばきながら、こういうどうでもいいことを考える

でもさ、例えば中年男性なら、社会的地位がどうか、配偶者がいるか、とか見られるわけやん。社会で生きるってそういうことなん?みんな何らかのオーディションに無理やり参加させられて、辞退しようってなった人は「終わってる」とか言われるってこと?そんなしんどい話ないで。言うて自分も無意識にそういう判断をしてしまうときあるかもしれへんくて、それってめっちゃ危ないし怖いことやと思う。

 

世の中の審査基準に振り回されたくない。だから、「私は私の思う可愛いでいたい」と思うけど、それも結局大半がこれまでの環境によって構成されるもので、ほんなら「私の思う」って言い切れへん。とはいえ、「カラダは細くなきゃいけない」「肌は白くなきゃいけない」という世の中の基準に乗れないだけで、コンプレックスにしたくはない。他人の審査はあくまで他人のもの。自分に取り込む必要はない。強制オーディション開催中の社会で揉まれながらも、自分のことを好きでいるには、自分を信じること。他人の言葉は、悪口より褒め言葉を信じること。ほら、尊師もこう言ってるし。

自分だけが特別で良い *1

 

*1:Hey! Unfair Baby - モーニング娘。’21(作詞:つんく

『ルックバック』メッセージは読者の知性に任せられた。(20代女性)

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読みながら思い出したのは、『Don't Look Back In Anger』でも、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でもなく、『ボヘミアンラプソディ』だった。この映画が公開された当時、就活中だった私は「フレディ・マーキュリーの苦しみの上澄みだけを取って並べたのだから、そりゃ泣きますし、感動はしますが、でも、本質的にはインスタ映えと変わらないですよね」と話したら、面接官に「君、ひねくれてるね」と呆れられたことがある。

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