naze naze

きっと言葉に見放されてる

勝手に審査されるなんて、まっぴらごめんだな。(20代女性)

私はあんた開催の花嫁オーディションには応募してへん。勝手に審査を始めるな。その二重は本物か。家事は得意か。親はどんな人か。聞いてどないなんねん。たまたまそういう話をするだけなら全然楽しいよ。でもちゃうやん。明らかに、今審査されてるなって瞬間あるやん。何よりそういう考えがある人は、私が逆に何か聞いたら、審査されてるって勘違いするやろ。ぜ~んぜん興味本位やから。あんたのこと、もっと知りたいだけやねん。分かり合いたい。きっとそれだけ。

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コーヒーしばきながら、こういうどうでもいいことを考える

でもさ、例えば中年男性なら、社会的地位がどうか、配偶者がいるか、とか見られるわけやん。社会で生きるってそういうことなん?みんな何らかのオーディションに無理やり参加させられて、辞退しようってなった人は「終わってる」とか言われるってこと?そんなしんどい話ないで。言うて自分も無意識にそういう判断をしてしまうときあるかもしれへんくて、それってめっちゃ危ないし怖いことやと思う。

 

世の中の審査基準に振り回されたくない。だから、「私は私の思う可愛いでいたい」と思うけど、それも結局大半がこれまでの環境によって構成されるもので、ほんなら「私の思う」って言い切れへん。とはいえ、「カラダは細くなきゃいけない」「肌は白くなきゃいけない」という世の中の基準に乗れないだけで、コンプレックスにしたくはない。他人の審査はあくまで他人のもの。自分に取り込む必要はない。強制オーディション開催中の社会で揉まれながらも、自分のことを好きでいるには、自分を信じること。他人の言葉は、悪口より褒め言葉を信じること。ほら、尊師もこう言ってるし。

自分だけが特別で良い *1

 

*1:Hey! Unfair Baby - モーニング娘。’21(作詞:つんく